・ISDN
電話回線には、アナログ回線、デジタル回線、および光回線の3つがあります。
ここでは、デジタル回線のことをお話します。
もともとは、電話回線として利用されていたのはアナログ回線でした。
アナログ回線においてインターネットに接続する方法としては、ダイヤルアップ接続がありました。
ダイヤルアップ接続の問題としては、通信速度が最高で56kbpsまでという速度の低さに加えて、インターネットに接続している間は電話ができない、同様に電話をしている間はインターネットに接続できないということがありました。
そのような問題を解消すべく登場したのがデジタル回線を使用する「ISDN」でした。
特徴としては、デジタル回線1回線を2回線として利用できることがあります。
そのため、電話をしながらインターネットに接続することが可能となりました。
速度の問題も、1回線だけを使用してインターネットに接続する場合は64kbpsの速度があり、2回線を同時に接続に使用する場合は倍の128kbpsの通信速度を実現しました。
ただし、ISDNは、ADSLや光回線などのブロードバンドの普及によって次第に利用者数が減少しています。