・購入した場合
どんな機械でもいずれは故障します。
複合機も例外ではなく、使い続けていれば、あるいはほとんど使わなくても故障するときがきます。
壊れた複合機をそのままにしておくわけにはいきませんから、何らかの方法で処分しなければいけません。
故障でなくても、新しい複合機を買ったから、前の複合機が要らなくなったということがあります。
レンタルの場合は、故障したからといって自分で処分することはありません。
リースの場合も、新しい機械に入れ替えるにしろ、故障したにしろ、リース会社に依頼すれば複合機を引き取ってくれます。
購入した場合だけが少々面倒なことになります。
不要になった複合機は、製造メーカーに連絡して引き取ってもらうか、中古品買取業者に買い取ってもらうか、廃棄物処理業者に廃棄を依頼するかの3通りの方法が考えられます。
製造メーカーに引き取ってもらう場合は、引き取り費用が発生します。
買取業者の場合は、複合機の状態によっては高い買取金で買い取ってくれます。
廃棄物処理業者に廃棄を依頼する場合には、引き取り料金が発生します。
・A4が一般的
ビジネスにおいては、日々大量の書類を必要とします。
一般的にビジネスで使われる書類のサイズは、A4サイズになります。
紙のサイズには「A4」や「B5」などの種類があります。
広く流通している複合機は、A4サイズに対応していますが、中にはA3サイズまで対応しているものがあります。
日常の業務の中で必要とする紙のサイズによって、必要な複合機の機種が変わってきます。
・A列とB列
紙のサイズとしては、「A列」と「B列」の2種類があります。
A列は、ドイツの工業規格が国際規格に発展したもので、世界的に広く利用されています。
一方のB列は、日本独自のJIS規格であり、外国ではほとんど使われていません。
政府は1993年4月から、「行政文書の用紙規格のA判化に係る実施方針について」に基づいて行政文書としては、それまで使われていたB列の使用を止め、A列を使用することを決定しました。
そのため、現在では、A列、とりわけA4サイズが広く使われるようになっています。
・複合機で名刺を作る
ビジネスマンであれば名刺の携行が最低条件です。
「社長」たるもの名刺を持っていなければ話になりません。
開業当初は、とにかく歩き回って名刺を配っていかなければいけません。
そのため、必要な名刺の枚数は増え続けるでしょう。
しかし、名刺は「消耗品」なので、「使用」したら補充する必要があります。
人に渡せば渡すほど補充していかなければならないので、その経費も馬鹿にできません。
そこで、複合機を導入したなら、名刺の内製化を目指しましょう。
一般的な名詞は厚手の紙を使用していますので、複合機も厚手の紙の印刷に対応した機種が必要となります。
また、機種の説明によっては、機能の中に名刺の印刷が明記されている場合もあります。
外注ではなく、内製だからこそデザインにオリジナリティを出して、相手の印象に残るような名刺の作成を目指すのもお勧めです。
・LAN
会社や学校などで、同一の構内、あるいは施設内で構築されたネットワークを「LAN」といいます。
LANとは、「Local Area Network」の略で、日本語で「構内通信網」と呼ばれることもありますが、「LAN」が一般的な呼称です。
LANを構築すると、LANに接続されたパソコンがネットワーク化されます。
ネットワーク上のパソコン同士でデータをやり取りすることができます。
ケーブルを使って配線する方式を「有線LAN」といい、ケーブルを使わずに無線を電波を利用するものを「無線LAN」といいます。
有線LANの場合、ケーブル配線の都合から、機器を設置した後に配置を変更するにはケーブル配線の引きなおしの必要があります。
その点、無線を利用する無線LANでは、配線のわずらわしさがなく、配置に自由度があります。
ただし、無線LANは、電波を利用する仕様上、電波の盗聴という危険性が伴います。
ネットワークに対応した複合機の場合、LANに接続することができます。
LANに接続されたどのパソコンからでも複合機を利用することが可能です。
オフィスの新規立ち上げ時に必要な設備機器関連を紹介しています。